続きです。
今回は3部と4部から。
前回はこちら↓
見所は「だが断る」の英訳です。
まず3部から。
原文がカッコよすぎますね。
最終的にマニッシュくんに課せられたお仕置きは、おしりペンペンどころのものじゃなかったけど…
ところでズァッとかグッパオンとかメギャンにはどんな英語が当てられたんでしょう。
そう来たか!
これはカッコいいですね。
煽ってる感じが英語でも伝わります。
改めて原文を読んでみると、「この空条承太郎がじきじきにブチのめしてやるぜ。ありがたく思いな」ってニュアンスが読み取れなくもない。
You could be my type, and I could even fall in love with you.
おれの好みのタイプかもしれねーしよ。恋におちる か も
こちらもハイプリエステス戦から。
承太郎の貴重な口説きセリフ(笑)
これは英訳がどうとかでなく、どのようにして読み上げれば「か(スペース)も」具合が出せるのかが気になります。
I could even ...fall...in...love... with you.
ですかねぇ?
言い淀むときはどうなるんだ英語って。
お次は4部から。
I will kill you.
君を始末させてもらう
重ちー戦吉良吉影の、長々と自己紹介をしたあとの最後の一言ですね。
端的でシンプルな英訳ですが、吉良のこの慇懃無礼で紳士ぶっているが最低なサイコ野郎具合は伝わるのでしょうか?
「これから君を殺す」「お前を殺してやる」と、どんな風にも読めると思います。
やはり吹替を当てるなら、声優さんの喋り方が重要になってくるのかも?
Well, you can kiss my ass.
One of the things I love to do is to say "No" to someone who thinks he's all that.
だが断る
この岸辺露伴が最も好きな事のひとつは
自分で強いと思ってるやつに
『NO』と断ってやる事だ…
これは難しい!
「だが断る」は直訳しなかったんですね。
この英訳だと、「くたばれ」「消え失せろ」といった意味合いになりますよね。
You canだから少し優しめで、逆に馬鹿にしてる感じになるんでしょうか。
スラング的に訳さず直訳すると「ぼくのケツにキスでもしてるんだな」といったところ?
どちらかというとこちらのほうが荒木節っぽい気も(笑)
どちらにせよ、「だが断る」に「Kiss my ass」を持ってくるセンスにぼくは敬意を表するッ!
岸辺露伴を…このエピソードにおける噴上と露伴のやり取りの面白みを理解してないと、出てこないと思います。
次回は5部以降から。
←To Be Continued