仗助主人公ルート第5回です。
前回はこちら↓
今回は、ドギャスを飛ばして虹村父編からの感想です。
仗助ルートでは最終戦の次に楽しみにしてたイベント!
原作では、砂漠を越えるためにセスナに乗り込もうとすると、高熱に苦しんでいる赤ちゃん(マニッシュ・ボーイ)を町の病院に連れて行かなければならないので、セスナは譲れないと言われてしまう。
セスナはもう一機あるようだが、そちらは壊れていて使えないとのこと…
仗助「なんだ、そんな事か。じゃあよー、そっちの壊れたセスナでいいぜ。俺がその“セスナ”を直すからな」
製作者クレイマンさん、お見事!
この飛行場に元々セスナが一機しかなければこの展開は不可能だけど、壊れたセスナがもう一機あったという事実を上手に活かしてらっしゃる。
このストーリーは仗助でなくても、「直す」スタンド能力を持っている他の主人公でも辿ることができる。
でもマニッシュの代わりに襲ってくるスタンド使いが億泰の親父さんだと聞けば、仗助で行くしかないでしょう!
高熱のフリしてギャンギャン泣いてたマニッシュ君、仗助のお陰で完全にスルーされて哀れ(笑)
その後一般人にセスナで病院に連れて行かれ、治療?を施された後お母さんのもとへ戻されたんでしょうかね。
そういえば、花京院が昨夜(今朝)死神13の夢を見てうなされたところまでは原作通りなんだけど、本当にただの嫌な夢ってことで終わっちゃうね(笑)
あの少年の犬は何のために殺されたんだ…
ポル「ふぃー。いーい気持ちだぜ!ジョースターさん、今日はこのまま500㎞飛ぶのかい?」
「いいや、途中で一度町に降りて給油と食料などを買う予定だ」
と、順調に目的地に向かえる…
はずはなく…
背後に一機のセスナが!?
「セスナ機!!いつの間に!?」
「…スタープラチナで周囲を警戒していたが、あのセスナ機は突然雲の隙間から現れた」
新たな敵につけられていた!
無線機「あーあーテステステスッ!こちら“ザ・タイド”。こちら“ザ・タイド”。その通り、お前等の後ろにいる。まずは自己紹介しておこう。私の名前は虹村垓(にじむらがい)。君等の殺害を依頼されている」
けっこーお喋りだなオヤジ(笑)
この頃はまだ若かったし、この人の人生で一番羽振りの良かった時期と思われるので、このくらい調子に乗ってるのも想像できる。
そして名前!
億兆ときたら京かと思いきや、その次の垓なのね。
仗助「にじむら…?」
当然仗助は反応する。
この旅に同行することを決めたときから、億泰の親父を救える可能性を感じていたけど、まさかこんなところで…
「君等のスタンドは把握しているよ。ジョースター、その孫の承太郎、そしてポルナレフ、どいつも射程は近距離だ。花京院は遠距離型のようだが、空中戦が得意というわけじゃなさそうだな。空なら私のスタンド…『ザ・タイド』に分があるってわけさ。流れは私に向いているッ。時代は私に味方しているッ。DIO様の敵であるお前等は、向かい風に煽られた傘も同然ッ!!バキバキに折れて再起不能になるのさッ。このザ・タイドに落とされてな!!」
ブラボー…おお…ブラボー!
本当にジョジョの世界に居そうなキャラ、喋りそうなセリフをよくぞここまでお考えになりましたね。
ニヤニヤしちゃいました。
親父のスタンド能力やバトルに関しては省略します。
簡潔にまとめると、親父のスタンドはその名の通り力の「流れ」を自在に操ることができ、作用する力の向きを変えたり、スタンド攻撃の向かう向きを変えたりできるようだ。
具体的には、気流の向きを変えてジョースター一行のセスナを墜落させようとし、花京院から受けたエメラルドスプラッシュを撃ち返してきた。
けっこう強い。
なんとか親父を倒し、彼のセスナは墜落していった…
仗助「あの親父、大丈夫かな…」
「セスナは墜落してしまったようだ。死んだかどうかは分からないが…無事とはいかないだろう」
「恐ろしいスタンドじゃった…わしらがセスナに乗るのを待ち構えておったのか」
「…じょ、ジョースターさん、墜落現場に行ってみませんか?も、もしかしたら、花京院やポルナレフみたいに肉の芽で操られてただけのヤツかもしんねーだろ?それを取り除いてやりゃあよ、助かるんじゃねーかなって思ってさ。ホ、ホラッ!もしかしたらDIOのこと何か知ってるかもしれないしよ!」
やばい泣きそう。
アニメ虹村兄弟エピソードを見返したばかりなので。
過去に戻って(厳密に言うとこの世界は純粋な過去ではないが)億泰の父さんと形兆を助けたくて必死な仗助に、胸打たれます。
仕方なかったとはいえセスナを墜落させてしまい、万が一ここで親父が死んでしまったら…あれ?案外ここで死んでくれたほうが形兆は幸せだったかもしれない…?
って考えて更に悲しくなる(泣)
「ううむ…確かにそうかもしれんが、あの男が待ち構えていたという事は他にも刺客がいる可能性が高い。今戻ってそいつと鉢合わせにでもなったら、砂漠を渡るどころではなくなってしまうかもしれん。可哀想だが我々には一刻の猶予もないんじゃ…」
「…そ、そうっスね」
「…大丈夫さ、仗助。肉の芽が脳を食らう前にDIOを倒せば、きっと彼も自由になれるはずだ」
「う………」
ポル「どうした?顔色悪いぜ」
じじいと花京院が言うこともごもっとも。
つらいね、仗助。
すぐにでも探しに行って怪我を治してやりたいんだよね…
ていうか最近花京院がめちゃくちゃ優しい。
基本的に7スタの花京院は原作以上に優しい&常識人&スケコマシ(笑)なところが強調されてますが、クレイマンさん絶対に花京院のファンでしょ!
プレイしていて思います。
今この展開では、花京院は何かしら感づいているのではないかな?と勘ぐってしまう。
「…じじい、引き返してくれ」
「じょ、承太郎さん」
「さっき戦う前に明らかに動揺してただろう。知り合いなんじゃあないのか?」
「………」
ありがとう承太郎(泣)
そしてみんなが仗助の思いを汲み、墜落現場へ引き返すことに。
しかし、そこにはセスナの残骸しかなく、まだそこら中に火の手が上がっている…
「セスナはぐしゃぐしゃだが、死体はないな。恐らく我々が来る前に逃げたんだろう」
「一応、生きてたって事だな」
「本当に知り合いじゃったのか?」
「…いえ、知り合いってほどじゃないです。それに向こうは俺の事なんて知らないでしょうし」
ポルナレフはセスナの瓦礫の中から一枚の写真を見つけた
ポル「家族と撮った写真だな。幸せそうじゃあねえか。なんでDIOの手下になんかなったんだ?」
「………」
「こんな短時間に移動できたんだ、きっと無事だよ」
「あ、ああ、すまねえ花京院…」
ポル「きっと今頃、家族のところに逃げ帰ってるところさ。俺達も先を急ごうぜ」
以上でこのイベントはおしまいです。
救われない…
悲しいだけのストーリーでした(泣)
でも、そうだよね…仕方ない…
親父のスタンド能力を考えるに、ほぼ無傷で助かってるんじゃないかな?って思うけど、大事なのはそこじゃないんだよね…
空中戦なんかじゃなければ、無理やりにでも親父をとっ捕まえて肉の芽を除去できたかもしれないのに。
しかも親父、写真を落っことしてったよ…
何枚もあるならいいんだけど、あの大事な写真がたった一枚しかなかったのだとしたら…
より悲惨な未来に…
まだまだ続きます。