発売から数週間経ってしまいましたが、もちろん読んでいますジョジョリオン。
今回は常秀がカッコよかったー!
やってることは全部クズなのに、なんでカッコいいと思ってしまうんだ!?
康穂ちゃんにしたことを思い出すと絶対許せないキモい男であることには間違い無いけど、悔しいな〜なんだかもう嫌いにはなれなくなってきた〜(笑)
…という巻でした。
定助の過去についての謎、物語の謎については前巻の感想記事でたくさん触れましたが↓
【感想】ジョジョリオン 13巻 | ジョジョ好きの奇妙な日常http://ameblo.jp/songbird427/entry-12182647193.html
これらの謎は解決しなかったなー…
唯一スッキリしたことは、
定助が自分の正体を知り、記憶を取り戻すことを諦めたこと。
です。
ジョジョリオンって、定助が自分の記憶を取り戻すための物語なんだと最初は思ってました。
でも、2人の人間が融合して定助という人物が生まれたのだと知ってからは、どうなるんだ…?と思ってましたが、こうなりました。
オレの名前は「東方定助」
記憶はずっとない
だがオレの正体は
空条仗世文(19)という家族も誰も捜す者のいない少年と…
吉良吉影(29)の等価交換!
彼は「ホリー」の息子
子供の頃や吉良吉影としての記憶もいまだ…
何も知らない
これから先も…決して…
だが『やるべき事』はわかる
オレならホリーさんの為に「ロカカカ」を手に入れる事が出来るッ!
それと「カネ」が必要だッ!
吉良と仗世文の記憶は永遠に戻らないけど(と言うか最早別人なので戻りようがない)、2人の遺志を継ぐようなかたちで目的意識をはっきりさせることができたようです。
正直、仗世文の記憶や幼少期の出来事に関しては、定助は知らない方が幸せだと思います…
あまりに辛すぎて…
自分が母親から愛されてなかったなんて、知っても悲しいだけ。
でもホリーさんを前にすると、どういうわけか涙がこみ上げてくるのは、仗世文として母親に愛されたかった気持ちや、仗世文にとってホリーさんが命の恩人であること、吉良として母親を救いたい気持ち…これらの知らない感情が湧き上がるからでしょうか。
定助!
がんばれ!
きっとホリーさんは良くなるよ!
んっ?
ロカカカの実を手に入れたとして、ホリーさんを治すにはまさか定助が仗世文のようにボロボロに崩れ落ちて死ぬの?
そんな単純な展開にはならないでしょう、たぶん。
それとホリーさんが完全に回復できたとして、抱きしめたい息子はもうこの世に居ない…
定助もなんて言えばいいんだろう?
顔を合わせられるんだろうか?
カネに関しては、スタンド使いがズルすればどんだけでも手に入ると思います。
が、定助はそんなことしませんね(笑)
しかもこのミラグロマンの呪いのエピソード、なんて皮肉なんだ…
金が有り余ってるやつがいるよ。
でもお金は欲しいけどこの呪いは嫌だ。
使っても使ってもお金が減らない(増える)って、聞けば最高ですが現実になると恐ろしいでしょうね。
このミラグロマンの紙幣、現実世界のどこかにも本当に存在してそうでゾッとします。
まるで「岸辺露伴は動かない」シリーズみたいなストーリーだなぁ〜と思いましたが、そもそも露伴は人の金を盗んだりしないので始まらないですね(笑)
むしろ苦竹が露伴に直接この呪いのことを説明すれば、
苦竹「呪われます」
露伴「だから気に入った」
と二つ返事で引き受けてくれそう(笑)
そして嬉々として紙幣を破壊する。
どうやって解決するかは露伴次第!
露伴ならルーツを辿りそうだなぁ。
常秀は最後に、ナットキングコールでペットボトルの包装と紙幣を融合させ、それを苦竹に破かせて呪いを戻したんですよね?
杜王町の人間はみんな知っていると言いますが、定助だけは知らなさそう。
でもみんなが知って避けてるということは、普通の流通にその紙幣は絶対に乗らないということなので、やはり人から金を盗んだりしない定助も巻き込まれることはなさそうですね。
ウン、良かった!
最後に、常敏たちの母・花都について。
この人の謎についてはまだまだこれからって感じでしょうか。
他人様の子供を殺したと言われてますが、常敏を病気から救うため…くらいしか動機はなさそうだなぁ…
でもスタンド使いなら、法に触れずにやれそうなもんだけど…そういう問題じゃないのか?
常敏は田最が東方家に襲撃に来てることも、定助が田最に引導を渡したことも知ってる風だったけど、どういう立ち位置なんだろ?
家族が殺されてもいいって思ってる?わけはないと思うんだけどなぁ。
分からないなぁ。
ラスボスは誰なんだろう?
もう出てる人のうちの誰かなのかな?
依然としてカレラ、海岸に流れ着いた赤ちゃん、定助の記憶の中の男、吉良のマンションにあったと言うロカカカの鉢…謎は多い。
あと気になったのは、いま何月?
ホリーさんの治療費が払われてたのは8月までとのことですが。
まだ夏休みかなぁと思ってたけど、もう新学期始まってる?
みんな学校は?
最後まで読んだ後に再び人物紹介を見ていて…
と割と重要なことが書いてありました。
あの時点で吉良、やっぱ生きてたんだ!
壁の目とは関係あるのかな〜
崖が崩れなければ、あのまま吉良が蘇生して意識も取り戻したのかな?
それともロカカカの現象だけで定助が誕生したのかな?
うーん…それに関してはまだよく分からない…
接ぎ木して実がなったロカカカだから、何か違うって可能性もあるし…
このあたりの謎は永遠に謎のままな気がしてきました。
7巻 東方憲助のセリフ
「なんらかの理由で吉良は「壁の目」で
君に半分だけ「希望」を残して死んだのだ」
吉良が仗世文を庇ったのは、ただの罪滅ぼしだったのかもしれないけど…
「託す」思いもあったのでしょう。
次巻も楽しみ。